描けるだけ描く!
東京藝術大学をはじめ、多くの美術大学で出題される「~を自由に描きなさい」という言葉に対し、積極的に「絵」で応えていく人間を養成します。
経験豊富な講師陣との対話の中で、自分自身の表現を見つけて行くことが成長に繋がります。また、静物、人物、構成等の状況設定をアクティブに組み合わせたカリキュラムで、限られた時間を密度の高いものにしていきます。
昼間部油画科のカリキュラム
経験の少ない人は対象をしっかりと描く基礎力の拡充から、受験経験者は前年度までの分析からがス タートです。同じ対象を描いても、個々に取り組むテーマは異なります。1枚1枚の絵に自分なりの到達 感が持てることが大切です。 試験対策課題だけでなく、より広い絵画表現を視野に入れた多彩なカリ キュラムを行います。その環境を活かして、合格より一歩先にあるものを見据え、獲得していきましょう。 1・2学期は、土曜日が実技か学科の選択性となっています。学力に心配のある人は、なるべく1学期の 学科から取り組みましょう。途中から実技に変更することもできます。
昼間部では試験対策課題だけでなく、絵画表現にまつわる多彩な課題で総合的にチカラを伸ばしてゆきます。
特別な授業と行事
◎美術研修旅行
「自然や人から多くを学ぶ」
美術研修旅行は5月中旬に2泊3日で行います。絵を描き続けるためには、画集や展覧会を見るなど、多くのインプット作業が重要ですが、自然から多くのものを得ることもその方法の一つです。また、日常とは異なる時間の中で講師や友人と意見を述べ合い、親睦を深めることが絵を描くひとつのきっかけとなるでしょう。

◎屋外実習
(風景/取材)
東京藝術大学の二次試験では、度々「大学構内の取材」を元に絵画を描くという課題が出題されています。屋外の無限にあるモチーフから自分が表現したいものを探し出す行為です。日頃アトリエ内でモチーフに集中する視線を解放し、切り取ったものを作品内に再構築する総合力を養います。
◎実材実習講座
「 多彩な技法を学ぶ」
主にコラグラフやペーパードライポイントなど、版画を中心とした実習を行います。デッサンや油彩といった試験課題とは一味違う作品を作ることで絵画表現についてより深く学びます。

夜間強化講座
「たくさん描いて上達する。」
昼間部授業終了後も描きたい人が描ける「ふなび」ならではのシステムです。昼間の課題で足りない力を補うために活用してください。特に基礎力アップには効果的な設定です。
◎東京藝術大学二次絵画表現対策
一昨年よりF30号が試験課題となりました。大きなキャンバスで実習するためスペースを必要としますが、全18アトリエを擁する本学では、年に複数回通常授業でも実習を可能にしています。