駆けぬけた三年間 　美大に入りたい、漠然とそう考えていた私の始まりは高一の九月でした。基礎科へ入学し、様々な課題をのびのびやらせて頂きました。その課程の中で、自分はやはり絵が好きだと実感したのだと思います。そして私は高三になり、デザイン・工芸科へと進みました。正直、つらい事の方が多かったです。初めは楽しくやっていた課題が、自分の無力さと上達していく友人への羨望で、どんどん苦しくなりました。泣いてしまうことも多々ありました。ですが、暗闇で蹲っている私を先生方は見捨てずに支えてくださいました。基本に立ち返り、自分に足りないものと向き合うことの大切さを知りました。分かったつもりが一番怖いです。それは学科も同じで、ふな美はその部分でもしっかりサポートしてくれます。重要なことは行動すること。開始が遅くても上手くなっていった人を私は沢山知っています。最後に、先生方、事務の方々、そして両親に最大の感謝を。ありがとうございました。