武蔵野美術大学 造形学部 日本画学科合格

出身高校

千葉県立幕張総合高等学校

受験において大事だったのは、意外にも精神的なものだったと思います。やっぱりやる気がないと技術的な進歩はありえないし、自信がないと技術はあっても力が発揮できません。現役の頃の自分は、描いてさえいれば上手くなると思っていました。けれども周りの人たちが上達していくのを見て、焦りを感じ始めました。そしてコンクールの結果で差が明らかになったとき、私は今までの自分を深く恥じ、心を入れ替え、誠心誠意まごころを込めて絵と向き合うことにしました。その後、受験日までそのようにしてきたつもりです。受験当日は、自信が持てるような言葉をこれでもかというくらい自分に浴びせました。こんな方法で不安を振り払っている自分が情けなくもなりましたが、このおかげで良い絵が描けたのではないか、と受験を終えた今、しみじみと思う次第であります。